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千代田区六番町3-1協和ビル3F

耳閉塞感。片方の耳につまる感じ、耳に水が入ったような、飛行機で降りた時のような感じがする。このような症状がある日突然現われた時は、突発性難聴やメニエール病といった内耳神経の障害の場合があります。早期診断と治療が必要です。

子供の中耳炎。小児の風邪の経過中に、急に激しい耳の痛みがくるときは急性化膿性中耳炎を疑います。抗生物質の効きにくい耐性菌が多く、時には鼓膜切開が必要です。
また子供はアデノイドが大きいので、滲出性中耳炎という難聴のみ長期に続く中耳炎も多く見られます。これも難治性の場合、鼓膜切開を要します。

大人の中耳炎。慢性中耳炎。耳漏が主な症状です。とくに真珠腫性中耳炎は顔面神経麻痺、めまいや頭蓋内合併症をきたすので、放置してはいけません。手術が必要です。大人にも滲出性中耳炎はあり、耳漏は出ません。とくに片側の滲出性中耳炎の場合は、咽にある耳管開口部の癌(上咽頭癌)のことがあるので必ず内視鏡でチェックを受けることをお勧めします。

耳鼻咽喉科の頭痛。副鼻腔炎と中耳炎でも頭痛をきたすことがありますが、鼻咽腔炎(鼻と咽の移行部の炎症)も意外と多く見受けられる疾患です。本人は頭痛以外の症状がないため原因不明の頭痛として扱われることが多くあります。

咽喉頭異常感症。咽の痛みというよりは、咽で「つかえる感じや」「異物があるようだ」「圧迫感」「いがらっぽい」などの症状があるにもかかわらず、診察上咽に異常は認められないものを呼びます。咽喉頭疾患のみならず、気管・食道・頚部の疾患・内科の病気・精神的原因などが含まれることがあります。

声嗄れ。
声の酷使で声がかすれてきた時は喉頭ポリープですが、喫煙と飲酒の習慣のある方で声がかすれてきた場合は喉頭癌のことがあります。早いうちに検査を受けることをお勧めします。

長く続く頑固な咳。
風邪や肺炎といった、我々が良く知っている疾患以外に、アレルギー性の咳もあります。咳喘息・アトピー性咳と云われるもので、冷気・暖気の吸入、布団の出入りの直後、季節の変わり目に出やすく、咳止めはあまり効果は現われません。ステロイド・気管支拡張剤や抗アレルギー剤に反応します。肺結核や肺癌といった日常あまり見かけない重い疾患も咳が長引きますが、圧倒的に咳喘息やアトピー性咳のほうが臨床上多く見受けられます。

補聴器・老人性難聴
補聴器は、本来患者さん本人の聴力に合わせて調整して使用するものです。そのためには、まず耳の疾患の有無をチェックし、治せるものは治療した後で聴力を測定し本人の聴力に合わせてから使用するものです。
また難聴のレベルと、言葉の内容を聞き取り理解する能力とは必ずしも一致はしません。
補聴器を調整する時は言葉の聞き取り能力の検査も行うのが好ましいです。
当院では補聴器を調整後、言葉の聞き取りの検査まで行っております。補聴器の機械以外は保険を適用して検査を受けられます。